症例報告の書き方

ここでは認定理学療法士を取得するための必須提出物である症例(事例)報告の書き方のコツを示します。

マイクロソフトのワードで作成する。フォントサイズは11。

1症例につき1000〜1200文字と制限がある。

では、合格基準は? 運動器は下記のように記されています。

  【審査指標項目】  各症例ごとに下記 5項目の点数がつけられます。

1. 事例・症例の疾患もしくは状況課題が申請認定領域としてが適切に選択されているかおよび
事例・症例紹介・経過・(現)病歴が的確かつ明確に述べられている

2. 評価および問題点が的確かつ明確に述べられているか

3. 介入内容が十分に的確であり明確に述べられているか

4. 結果・成果が客観的かつ的確であり、明確に述べられているか

5. 考察において論理的であり明確に述べられているか

【評価点数基準】

5点: 十分に考慮されている

4点: ある程度考慮されている

3点: 最小限の考慮はなされている

2点: 考慮が 不十分である

1点: 考慮されていない

【合格点】10症例の合計点数が、150点以上で合格となる。つまり、1症例で15点あれば合格!

症例報告の見本;こんな感じで書ければ良し!だと思います。下記をクリック!

症例報告見本:運動器1

症例報告見本:運動器2

どうですか、普通ですよね? そうです普通に書けば大丈夫です。

ただ、私もそうですがやはり同じ症状や疾患の方を何例も書くのは気が引けますよね。

とは言っても運動器疾患でバリエーションに富んだ病院など今はないと思います。

当院の場合には膝の人工関節置換術後が圧倒的に多いです。

ですので、疾患は同じでも全く問題ないです。

私が意識した点としては、

考察の最後に

「この症例経験から〇〇に注目すると△△すら■■なことが理解できた。」

とか、

「近年、超高齢者の手術適応が進む中で、◇◇だけでは回復は難しく、□□な点に注意して運動する重要性が示唆された。」

などと文章を締めてみました。

ちょっと「らしく」なる気がします。