ひとつだけでは多すぎる。

作家ウィラ・キャザーの

「ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう。」

という恋愛の言葉を外山滋比古さんは思考も同じようだと言い、

論文を書こうとしている学生さんに

「テーマはひとつでは多すぎる。少なくても二つ、できれば三つ持ってスタートしてほしい」

と、指導するそうです。

臨床実習の場面を考えると、

「(問題点)ひとつでは多すぎる。ひとつでは(思考が)すべて集中しすぎてしまう。」

と、指導する日がくるでしょうか?

“思考の整理学”外山滋比古,ちくま文庫,1986

ひとつだけでは多すぎる。” への1件のフィードバック

  1. 教科書に書いてあることとと患者さんの状態がつながった!(…気がする)。と学生の頃、嬉しくて興奮したことを覚えています。宝物を見つけたかのように。
    あとは何を言われてもその一筋の希望にすがるしかなかったです。

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