先日、患者さんと片脚立位の練習をしていた際の出来事。
私が言ったのは
「腰を外側に出さないようにして10秒くらいは出来るようになりたいですね。」
数日後、代償運動が顕著となり時間ものびていません。
頑張ったのです。
患者さんは腰を出さないで長く立っていようと頑張って練習した結果だったのです。
結果的には二兎追うことが難しいということでしょうか。
あわてて出た私の一言が
「上手にやらないで下さい…」
「上手にできなくて良いので腰を外側に出さないように練習しましょう。時間は二の次で。」
最初の指示では 代償抑制+時間延長=上手 という認識になってしまったのでしょう。
次の指示では 代償抑制+代償抑制=時間延長(のはず) という認識になったのです。
場面や対象者によっては真逆の指示が効果的なこともあるのですね!
(時間のことを持ち出さなければ良かったともいえますけど…)